東京都のベッドタウンとしての特徴をもつ千葉県ですが、今、コストを抑えた家族葬や直葬が話題になっています。家族葬では大勢の会葬者などは迎えず、遺族とごく親しい者だけで故人とお別れをします。儀式やマナーに固執しないシンプルな葬儀で、会葬者の接待に追われることもありません。
密葬と呼ばれるものもありますが、こちらは規模の大きい社葬が行われる際に、本葬とは別に行う葬儀を指します。最もシンプルな葬儀は直葬です。通夜、告別式は行わず、火葬のみを行います。祭壇を飾ったりしないため、経済的な負担の少ない葬儀です。
核家族化などの理由からも、家族葬や直葬が増えています。もちろん千葉県では一般葬も行われています。生前故人と親交のあった人々に広く通知し、参列してもらいます。多くの葬儀式場が、およそ300人までの会葬者に対応しています。
葬儀会社もいろいろあります。全国展開している大手葬儀会社や、地元密着型の小規模の業者などさまざまです。地元密着型のメリットは、地元住人との親交が深く、古くからその地域の葬儀を担当していることから、その土地の風習やしきたりなどを良く理解していることです。
葬儀は地方の土地ごとに、独得な風習があるところがあります。その風習は、とおりいっぺんの理解では葬儀という重要イベントには対応できませんので、依然地元密着型の葬儀会社は重宝されます。千葉県は、東京都や神奈川県と同じように比較的都市部ですので、特に特徴的な風習で葬儀を行っているご家庭は少ないかもしれません。
そのため、大手が参入しやすい土地ともいえます。そのため、サービスの質自体を業者間で競い合ってますので、地域としては葬儀会社のレベルは向上していると言えるでしょう。